『笑い』によって病気予防やストレスに強くなる ⦅前編⦆

4月1日はエイプリルフールということで、笑える嘘ならついてもいいという風習があります。近年では色々な会社が1日限りの面白いサイトを作って話題になっているようですね。最近は暗いニュースが多いですが、この日ばかりは大いに『笑い』憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてスッキリしませんか?
 
☆「笑い」によるカラダへのイイ影響 
 
<前編>
 
 ①脳が活性化して記憶力や判断力が高まる
 ②血行促進して新陳代謝が活発になり、若返りにつながる
 ③自律神経のバランスが整ってストレスに強くなり、うつ病の予防や改善をする
 ④幸福感や痛みの緩和をし、やる気をもたらす
 
<後編> 次週に続きます

 ⑤NK(ナチュラルキラー)細胞の活性化でがん予防や免疫力UP
 ⑥アトピー性皮膚炎の改善
 ⑦血糖値の上昇を抑制する
 ⑧認知症予防
 ⑨大いに笑ってシワやたるみの予防
 



①脳が活性化して記憶力や判断力が高まる 


笑うことで脳に流れる血液量が増加し、脳の働きが活性化されますが、中でも記憶を司る「海馬」や判断力を司る「側頭葉」の働きが活発になり、脳波の中でα(アルファ)波が増え「リラックス」させながらさらに脳を活性化します。そのため、いつもより記憶力が増したり、素早く判断がくだせる、と言った良い反応が現れるようです。
 

②血行促進して新陳代謝が活発になり、若返りにつながる 


笑っているときは、横隔膜筋など呼吸に必要な筋肉が大きく動いて、体内に酸素をたくさん取り込みます。そして、自然と「腹式呼吸」になるため「下腹部に力を入れて息を短く吐く」という状態になっています。大きく笑った時におなかが痛くなったりするのはこれが原因のようですね。腹式呼吸の時は酸素がたくさん取り込まれるため、血の巡りが良くなって新陳代謝が活発になります。新陳代謝が活発になると細胞が若々しくなり、肌や髪の毛にハリやツヤが出るので、よく笑う人はカラダの中が若い証拠かもしれません。
 

③自律神経のバランスが整ってストレスに強くなり、うつ病の予防や改善をする 


大笑いした瞬間は脈拍や血圧が上がって、カラダを興奮モードにして交感神経が優位になりますが、その後、心身の安定や安らぎに関与する副交感神経が優位になって血圧が下がり、カラダの緊張がほぐれてリラックスモードに変えてくれるのです。この交感神経と副交感神経の頻繁な切り替わりによって自律神経のバランスが整うため、笑った後には気持ちが軽くなり、リラックスします。そして「コルチゾール」というストレスが加わると血液中に増加する、別名「ストレスホルモン」の数値が低下することがわかっています。
 
この時、精神の安定に大きな影響を与える「セロトニン」という別名「しあわせホルモン」と呼ばれる神経伝達物質が脳内で分泌され、心をリラックスさせることができます。近年ではうつ病などの精神疾患の患者にはセロトニンを増やす生活を勧めているほど注目されています。そして、セロトニンの大半が「腸は第二の脳」と言われる消化管である腸内免疫に存在するので、腸内フローラのバランスが崩れて、善玉菌が少なく悪玉菌が多くなっている、ということもうつ病に関係すると言われています。

セロトニンは起床後30分以内に日光を浴びることで分泌が高まるので、朝起きたらまず部屋のカーテンを開けてみてください。 
 

④幸福感や痛みの緩和をし、やる気をもたらす 


大笑いすることで「β-エンドルフィン」というホルモンが分泌され、幸福感をもたらしてくれます。そして、別名「脳内麻薬や脳内モルヒネ」と呼ばれ、モルヒネの数倍も鎮静作用があると言われるため、痛みの緩和に効果的なようです。ランナーズハイもβ-このエンドルフィンが関係しており、ランニング中に長く走り続けているうち、苦しい気持ちが消えて、気持ちが高揚してくる現象です。ランニング中の苦しさや筋肉疲労といった負荷により自分の限界に近づいて分泌され、とても強い幸福感である「多幸感」をもたらす作用もあると言われています。ちなみに、β-エンドルフィンは美味しいものを食べた時にも分泌されるそうですよ。
 
また笑うことで、やる気やプラス思考など意欲向上をもたらしてくれる「ドーパミン」というホルモンも分泌されます。
 


「笑い」によるカラダへのイイ影響がたくさんあるため、今回は前後編にてお届けいたします。来週もお楽しみに!