カラダの中と外、両方からのケアで『乾燥』からのトラブルを予防する

最近、我が家では花粉を受信中のようです。くしゃみの嵐と同時に肌のかゆみなどがあるようですが、皆さまはいかがでしょうか?私自身も肌のつっぱり感が気になるな~と思い、調べてみると、2月は一年で一番空気が乾燥して湿度が低い季節のうえ、肌のかゆみなどは、花粉などに加えて体内が『乾燥』し、影響が出ているためだとわかりました。
 
★体内の乾燥(水分不足)はさまざまな不調のもと!
 
髪の毛をブラッシングした時に静電気が起きたり、肌がかゆい時など、カラダの表面が乾燥するということは、カラダの中(細胞内)の水分が不足しているということです。つまり内臓そのものが水分不足に陥っているので、便が固く出にくくなり便秘へとつながったり、血液がドロドロベタベタになることで栄養分が体内を巡りにくくなり、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞など引き金になってしまいます。夏ですと「熱中症」対策としてマメに水分補給をすると思います。しかし、2月は湿度が低く、寝ている間の汗のほか、水分蒸散量が多いため、いつも以上に体内から水分が出て行っているのです。
 
★体内の乾燥(水分不足)の原因は?
 
①女性の筋肉量が少ないこと
脂肪の方が筋肉よりも水分が多いように思いますが、実は逆で、脂肪の保水率が10~20%なのに対し、筋肉の75~80%が水分で、これが水分の貯蔵庫になっています。しかし、女性は男性に比べて脂肪量が多く、筋肉量が少ないため体内に水分を保つのが難しいのです。
 
②「かくれ脱水」になっているから
冬は夏ほどの大汗をかくわけではないので気づきにくく、実は「かくれ脱水」というカラダの中の水分は減っているけれど、自分では脱水(水分不足)と気づいていない状態になっているのです。分かりやすい目安としては、尿の量が減ったり、尿の色が濃くなったりします。
 
★この季節、カラダの外側である肌トラブルが多くなる
 
正常な皮膚は一番外側にある角質層がバリアとなって、皮膚の中の水分が必要以上に外に出て行くことを防ぎつつ、外から細菌や刺激物などの異物が進入するのを防止しています。しかし、この時期は冬から春への季節の変わり目で「ゆらぎ肌」になりやすく、外部刺激から肌を守る「バリア機能が低下しやすい」状態です。ゆらぎ肌とは、季節や環境の変化で一時的に肌が敏感になっている状態のことで、季節の変わり目に肌がピリピリしたり、今まで使っていた化粧品が急に合わなくなったりします。「ホルモンバランスの乱れ」や「ストレス」「睡眠不足」や「花粉」も原因の一つと言われていますが、その中でも特にこの時期、花粉によって体内のバランスが乱れがちなため、肌にも影響が出ます。さらに一年で一番空気が乾燥して湿度が低い季節であり、「肌からの水分蒸散量(※)も一番多い季節」なので、いつもよりカラダの中から外から水分補給することが大切になってくるのです。
 
※水分蒸散量とは、カラダの水分がどれだけ外に逃げているかを測定した数値のこと。
 
★乾燥肌対策の栄養素
 
もちろん、乾燥肌を治すために化粧水や美容液など外からの栄養補給が第一ですが、内側からも補給をし、ターンオーバー(※)を活発にすることが必要です。お肌の潤いを保つために効果があるとされている主な栄養素は、タンパク質・ビタミン・必須脂肪酸です。これら栄養素を含む食品を少し多めにして、バランスの取れた食事をすることも大切です。
 
※ターンオーバーとは、肌の古い細胞と新しい細胞の生まれ変わりのサイクルのこと。分かりやすい例では、日焼けをして肌の色が元に戻るのはこの働きによるものです。
 
◎タンパク質・・・肌細胞の原料になり、不足するとターンオーバーに影響が出ます
[肉、魚、大豆など]
 
◎ビタミン・・・肌の再生や維持などに必要です
[A:豚レバー、鶏レバー、うなぎ、たまご、人参など]
[B2、B6:各種レバー、納豆、にんにく、牛乳、いわし、まぐろ、大豆など]
[C:柑橘類(オレンジ、レモンなど)、いちご、キウイフルーツ、ブロッコリーなど]
[E:ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)、植物油(ひまわり油、ベニバナ油など)、うなぎなど]
 
◎必須脂肪酸・・・体内では作ることができず、食事からしか摂取できない栄養素です
[植物油(大豆油、コーン油他、Eと同じ)、青魚(サバやイワシなど)]
 
★カラダを潤す良い飲み物
 
良い飲み物の基本は、まず温かいものを選ぶこと。そして簡単にできるのは温かいお湯(白湯)を飲むこと。冷たいお水は体温が低下し、新陳代謝など体内の働きが鈍ってしまうので、温かいお湯(白湯)を飲むことが効果的です。また、麦茶やハーブティー、生姜湯などのノンカフェインな飲み物も効果的な飲み物です。冷たい飲み物が欲しい時は、ビタミンが豊富なフルーツジュースなどを選ぶといいですね。
 
★潤いのあるカラダに向かない飲み物
 
向かない飲み物の代表に、コーヒーや緑茶、紅茶などがあります。これらにはタンニン(渋み成分のこと)という成分が多く含まれており、鉄分や亜鉛の吸収を阻害する働きがあります。鉄分や亜鉛不足は貧血にも繋がるうえ、肌のくすみの原因や、皮膚の健康維持の阻害になってしまいます。そのため、コーヒーや緑茶、紅茶などは潤いのある肌やカラダのための水分補給としては逆効果です。また、これらの飲料にはカフェインも多く含まれています。カフェインは利尿作用が働くため体内に水分を貯めることが難しいので、水分補給にはカフェインの入っていない飲み物を選ぶようにしましょう。
 
☆まとめ☆
 
季節柄、乾燥や体内からの水分蒸散量は止めることができませんが、自身で気を付けることはできます。かくれ脱水対策には時間を決めて水分補給をすることが有効です。そして、体内の水分量を増やすためには少しでも筋肉量が増えやすいように、通勤中や買い物中など、エスカレーターではなく階段などを使ってみてはいかがでしょうか。もちろん、睡眠不足も禁物です。肌のターンオーバーが活発になり、美肌を作ると言われている22時~2時の間にはぐっすり眠っていることも大事なことです。内側からも気を付けることで、乾燥からくる肌トラブルを防ぎ、潤うカラダを手に入れてくださいね。