「冷え」は免疫力を低下させるうえに、老化を早めていた❕

1月20日は大寒(だいかん)です。寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時です。寒稽古など、耐寒のための色々な行事が行われますが、実際に実行できるかと言うとなかなか難しいものですね。今回は寒さからくる「冷え」について注目してみたいと思います。
 
★「冷え」が引き金でカラダの不調を起こす
 
①脳梗塞や心筋梗塞の危険
カラダが冷えると内臓も冷えて、血流が悪くなって血液がドロドロになり、酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれなくなってしまいます。また、老廃物も排出されず、体内に蓄積されてしまいます。そのため血栓などができる原因となってしまいます。
 
②免疫力が低下し、病気になりやすくなる
冷えによって血液の流れが悪くなると、胃腸の代謝も悪くなり、消化不良になりがちになるため、胃がもたれたり痛んだりします。そして腸内環境のバランスが乱れ、腸の蠕動運動が上手く機能せずに下痢や便秘になるうえ、腸の大事な働きの一つであり、カラダの免疫力の約70%を作っている「免疫細胞」(病原菌が体内に広がるのを阻止する免疫)の働きも低下してしまいます。そのため病気になりやすくなります。
 
③むくみと冷えのスパイラルに陥りやすい
冷えによって血流が悪くなると、代謝が落ちて老廃物の排出も悪くなるため、むくみの原因になります。むくみが起こると余計な水分が血管やリンパ管を圧迫し、血行を悪化させてめぐりが悪くなると言われています。
 
④頭痛や肩こりの悪化
もともと、「緊張型頭痛」は車の運転やデスクワークなどで長時間同じ姿勢をしていた時や、精神的ストレスによって血流が悪くなり起こります。また同様に、肩こりの原因も血流が悪くなることによって起こる症状です。そのため、冷えによってさらに頭痛や肩こりが悪化するということになってしまいます。
 
⑤老化が進む
血流が悪くなることで、肌の細胞に栄養が行き届かず、肌の代謝が乱れてしまい以下のようなさまざまな肌トラブルを招き、老化を早めてしまいます。
 ❶肌の色がくすむ
 ❷肌が乾燥する
 ❸目の下にクマができる
 ❹シミやシワができる
 ❺吹き出物ができる
 
⑥薄毛や白髪が増えてしまう
頭皮が血行不良になることで、根元にある髪を作るための毛母細胞へ十分な酸素や栄養が行き渡らなくなるために髪の毛が細くなり、薄毛や白髪の原因となります。


 
▼女性の場合 

<生理痛がひどくなる>
生理中は、プロスタグランジンという物質が働くことで子宮を収縮させ、剥がれ落ちた子宮内膜を体外に押し出しています。カラダが冷えると、血液の循環が悪くなり、痛みの元にもなるプロスタグランジンが骨盤内で滞ってしまうので、痛みが強くなります。
 
<妊娠しにくいカラダになる>
冷えがひどくなると卵巣の機能が低下してしまい、女性ホルモンのバランスが崩れて、生理痛がひどくなると共に生理不順になってしまうことに。不順になるということは妊娠しにくいカラダになってしまうということです。
 
▼男性の場合 

<不妊の原因にもなる>
冷えによって血流が悪くなるために勃起障害が起こる、精子をつくる生殖機能が低下するなど不妊の原因にもなります。
 
<自覚のない隠れ冷えが多い>
女性と違ってカラダが冷えている自覚がないことが多いため、疲れが取れにくい、下痢になりやすい時は冷えによってカラダに影響が出ている可能性があります。
 

★「冷え」に対抗するには?
 
⑴カラダを温める食べ物や飲み物を選ぶ
体温以上の物を飲んだり食べたりすることが、冷えを防ぎます。朝一に白湯をゆっくり飲むこともポイントです。冷えを感じている時はカフェインが多い飲み物を少なめにし、ノンカフェインの飲み物へ切り替えてみてください。(カフェインの利尿作用でトイレの回数が増えりことで体温が奪われ、冷えが増すため)
食べ物は根菜類を中心に、発酵食品を積極的に取り入れるようにしてみてください。
 
〇 おススメの飲み物 
麦茶、ほうじ茶、純ココア、紅茶、甘酒、生姜湯、味噌汁、赤ワイン、日本酒

〇 おススメの食べ物 
生姜、根菜類(にんじん、かぼちゃ、ごぼう、大根など土の中で育つもの)、発酵食品(味噌、醤油、漬物、納豆、チーズ、キムチなど)、北国の果物(ぶどう、りんご、もも、さくらんぼ、みかんなど)、黒砂糖
 
×× 控えめにする飲み物 ××
緑茶、コーヒー、牛乳、ビール、白ワイン

×× 控えめにする食べ物 ××
主に夏野菜(レタス、キュウリ、ナス、トマトなど土の上で育つもの)、南国の果物(バナナ、オレンジ、パイナップルなど)、白砂糖
 
⑵湯船に必ず入る
お風呂に入ったときはシャワーで済ませずに必ず湯船へ浸かりましょう。最低5分でも湯船に入ることで全身の血行がよくなり、新陳代謝を促進して体温を上げることにつながります。体温が上がれば体内の細胞の働きも元気になり、お通じもよくなります。
 
⑶「首」とつく箇所を冷やさない
「首」「手首」「足首」は皮膚の近くに太い血管が通っているので冷えた血液がカラダを循環してしまうと体温の低下につながります。
 
⑷下半身中心のストレッチ
ふくらはぎには、足の血液やリンパ液を心臓に戻すポンプの働きがあり、「第二の心臓」とも呼ばれています。ストレッチをすることで血液の循環が促され、冷えやむくみの改善に繋がります。
 
トイレに行ったついでに・・・扉や壁に両手か片手をついて体を安定させ、バレリーナのようにつま先立ちをし、かかとの上げ下げをゆっくり5~10回位。

湯船の中で・・・足を延ばしてから(無理なら膝を曲げたまま)、足首を前後左右にグルグル回す。
 
★まとめ

『冷えは万病のもと』というのは、カラダの「冷え」によって様々な病気のもとに繋がっていく、ということが分かりました。病気のもと以外にも老化を早めてしまうということも驚きです。体調を崩さず、若々しくいるためにもカラダの外も中も冷やさないで過ごしてくださいね。