「生姜」は食材の脇役だけど、体内では主役級の働きでダイエットや風邪予防に最適!

最近は紅葉も進み、朝晩の冷え込みは特に気になってきましたね。
今回はそんな冷え込んだカラダを温める食べ物、「生姜」に注目したいと思います。
 
日本には2~3世紀ごろに中国より伝わり、茗荷(みょうが)とともに持ち込まれた際に、
          香りの強いほうを「兄香(せのか)→しょうが」
          香りの弱いほうを「妹香(めのか)→みょうが」
と呼んだことから、これが現在の生姜(しょうが)、茗荷(みょうが)になったと言われているそうです。
 
香り成分の「シネオール」には食欲増進の働きが含まれており、疲労回復・夏バテ解消に役立ち、健胃(胃を丈夫にすること)・解毒・消炎作用もあると言われています。
 
★寒くなる季節のカラダを温め、新陳代謝を活発にする
 
 生姜に含まれる「ショウガオール」には血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きがあります。また生のまま摂取するよりも乾燥や加熱調理することでよりカラダを温める効果が大きくなるとされています。これは生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分が加熱する事で「ショウガオール」に変化するからです。
 
★生姜の辛み成分は大きく3つある
 
 ①殺菌の「ジンゲロール」 ⇒ 生の生姜 

 「ジンゲロール」は生の生姜に多く含まれており、強い殺菌力があるため、解熱・鎮痛・抗炎症作用など、感染症のさまざまな症状に効果があるとされています。また、血の巡りをよくし末梢血管を拡張して手足を温める効果があるので(血行促進)、一時的に発汗を促す作用があります。そのため、冷え性改善や血行不良による肩こり、夏のむくみ(水分代謝の悪化)、カラダに熱がこもりやすい方におすすめです。

 寿司にはガリ、カツオの叩きには薬味として生姜をよく使います。これは生臭さを消すだけではなく、「ジンゲロール」の強い殺菌力により食中毒の予防効果が期待できるためです。「ジンゲロール」は抗酸化作用によって体内の活性酸素を取り除くため、肌の新陳代謝をアップさせ、乾燥による小じわ・たるみを防ぎ、肌にうるおいを与えるというアンチエイジング効果があり、さらに免疫力向上に役立つので今の季節には、インフルエンザや風邪予防に効果的ですね。
                     
 ②温めの「ジンゲロン」 ⇒ 加熱・乾燥した生姜 

 「ジンゲロン」は、生姜の主要な香り成分のひとつで、ジンジャーエールなどの香料にも使用されています。強い発汗作用があり、生姜を食べてカラダが熱く感じるのは「ジンゲロン」の働きでもあります。
 また、脂肪の分解を促進する可能性についても報告されているので、運動前に生姜を含んだ飲み物を飲んでから運動すると脂肪の代謝がさらにアップするとも言われています。
 
 ③温めの「ショウガオール」 ⇒ 加熱・乾燥した生姜 

 「ショウガオール」は、冷えによって滞りがちになった血液の流れをよくして、体のすみずみまで血液を行き渡らせ、カラダを中から温めて代謝を促進するとされています。さらに血行を促すことによる鎮痛作用も注目されており、風邪をひいた時に起こる節々の痛みや、冷えからくる関節炎などにも効果があるようです。温め効果を求めるのであれば豚汁、生姜湯やチャイなどがおすすめです。
 
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つまり、生の生姜と加熱・乾燥した生姜を組み合わせることにより
 
        <加熱・乾燥した生姜でカラダを中から温めて、生の生姜で指先まで巡りを良くする>
                         ⇊ ⇊ ⇊
             <脂肪の分解を促進し、代謝アップの効果で脂肪を燃焼させる>
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                   <ダイエットにもってこいの食材!>
                                         ということになるのです!
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★ガンや生活習慣病の予防
 
 抗酸化作用や抗炎症作用をもつため、ガン細胞の増殖を抑制させたり、発ガン物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制させたりする作用などもあると言われ、ガンの予防や動脈硬化・糖尿病などを含む生活習慣病への大きな効果がありそうです。
 
★生の生姜とチューブ生姜の違い
 
 生姜の効果を最大限に活用させるには、やはり生の生姜を加工するのが一番ですが、面倒と感じることもあると思います。そんな時はチューブ生姜を利用するのも一つの手です。しかし保存料や添加物で加工してあるため栄養素や風味は生の生姜に比べて落ちてしまいますので、家で使うときはなるべく生の生姜、会社などの外出先ではチューブ生姜にする、という風に使い分けてみてはいかがでしょうか?
 
★食べ過ぎるとカラダに負担がかかる
 
 胃腸に対して刺激が強いので荒れることがあります。そのため、胃腸の弱い方や皮膚に炎症のある方(代謝が上がって汗をかくため)、妊婦中の方は量に気を付けてください。
 
なお、生姜の1日の摂取目安は10gです。(大人の親指の第一関節くらいまでが目安)
以上を踏まえて、刺激を感じすぎない程度の量をとり入れてみてくださいね。