赤ちゃんの便秘の原因と対策

赤ちゃんの成長とともにうんちにも次第に変化が出て、食事の内容によってはうんちの回数が減るので「もしかして便秘?」と感じることもありますよね。赤ちゃんの便秘は、ミルクや離乳食など食べるものと関係が深く、月齢によって原因が異なります。今回は赤ちゃんの便秘症状と、新生児期・乳児期・離乳食初期・離乳食後期別の原因と対策をご紹介します。
 


【赤ちゃんの便秘症状とは】
元気で食欲があり、スムーズにうんちが出るようであれば、1~2日出なくてもそれがその子のペースなので問題ありません。しかし、以下のような症状が見られる場合は、便秘の可能性があります。
● 3~5日以上ウンチが出ない
● ミルクやご飯を食べてもすぐもどしてしまう
● ミルクを飲まない。ご飯を食べない
● 眠たくもないのに、むずかる
● 大きい声で泣き続け、機嫌が悪い
● お腹がパンパンにはっていて、ぽっこりしている また、便に血が混じっている場合は便秘や腸の病気の恐れもあるので、お医者さんに相談しましょう。
 


【新生児期・乳児期の赤ちゃんの便秘】
◆原因は排泄ペースの変化
この時期の赤ちゃんの便秘は、赤ちゃんの腸の発達の影響や、授乳回数が減ることによるものが多く、便秘と言うよりは排便ペースの変化だと言えます。しかし、まれに母乳の量が極端に足りなくて便の回数が減ったり、完全にミルクで育てている赤ちゃんの場合は、消化に時間が掛かって便秘がちになることがあります。
 


▼対策
マッサージで対策
●お尻のマッサージ
赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを指で押したり、軽くとんとんとたたいてマッサージをします。この時、爪がささったり、強く押しすぎたりしないように気をつけてください。
また、ベビーオイルを含ませた綿棒を、先の丸い部分が隠れる程度、肛門に挿れて刺激するのも便秘解消に効果があります。一方、体重が増えないなど母乳不足が疑われる場合は、医師や保健師に相談し、ミルクの量を調節していきましょう。
 



【離乳食初期(生後5ヶ月~生後8ヶ月)の赤ちゃんの便秘】
◆原因は水分量の不足
離乳食がはじまり赤ちゃんの食生活が変化すると、腸内細菌にも変化が起こり、赤ちゃんの体の中で便がためられるようになっていきます。そのため、新生児期・乳児期に比べてうんちの回数が減ります。また、この時期は母乳やミルクの飲みが落ちることから便の水分量が不足するため、便秘が起こりやすい時期でもあります。3~4日に1度、スムーズに便が出ているようであればさほど心配する必要はないので、排便の際に便の水分量が足りているのかをチェックしていきましょう。
 


▼対策
●水分補給で対策
離乳食とともに、母乳や薄めに溶いたミルク、麦茶などで赤ちゃんに水分を十分あげるようにしましょう。うんちの様子を見ながら離乳食を進めるようにしてあげましょう。まだ固形物が食べられない時期なので、便通をよくするヨーグルトなどの乳酸菌を多く含む食品やプルーンジュースや桃ジュースなどを食べさせてあげるのも便秘解消に効果的です。



 
離乳食後期(生後9ヶ月~生後11ヶ月)の赤ちゃんの便秘
◆原因は食べ物
食べた物の内容や量によって便秘がおこりやすい時期です。食べる量が少なければうんちの量も少なくなり、食物繊維の不足も便秘の原因になります。また、よく食べていても、水分が不足している場合、便が固くなって便秘になってしまったり、固いうんちが赤ちゃんの肛門を刺激して痛くなってしまい、心理的にうんちをしたくなくなってしまったりする場合があるので、食事量・水分量ともに気をつけてあげましょう。
 



▼対策
●対策は食べ物の工夫
離乳食に、さつまいもや青菜など、食物繊維を多く含んだ野菜やヨーグルトなどの乳酸菌を加えてみましょう。また、はいはいや伝い歩きができるようであれば昼間積極的に体を動かして、腸を動かす環境作りをすることも大切です。体を動かすことでお腹が空き、自然と食事も進みうんちの量も増えますよ。また、この時期は赤ちゃんの体に生活リズムが身に付いてくる時期でもありますので、食事や睡眠のリズムを整えてあげることで、自然と便のリズムも整っていき便秘も解消されていきますよ。
 



意外と多い赤ちゃんの便秘には、実は様々な原因があります。原因や月齢によって対策も異なってくるので、普段から赤ちゃんの食事量や頻度、うんちの様子を観察し、いつもとどんなふうに違うのかを確認してから対処するようにしたいですね。