リバウンドの原因 炭水化物ダイエットの危険性 

世の中に氾濫する様々なダイエットのうち「炭水化物抜きダイエット(低炭水化物ダイエット)」があります。簡単に言うと、摂取する炭水化物を制限することで痩せようという方法です。
しかし、このダイエット法は多くの危険があり、かえって健康を害することもあります。
 

【炭水化物抜きダイエットとは】
炭水化物抜きダイエットとは、肥満や糖尿病の治療を目的として炭水化物の摂取比率や摂取量を制限するダイエット法です。代表的なものには、アトキンスダイエットやゾーンダイエットなどがあります。
 

【炭水化物抜きダイエットの危険性】
例えば、「ご飯やパンやパスタを抜くだけ」という手軽さで、効果がすぐに得られるということから、数あるダイエット法の中でも人気が高いダイエット法です。
しかし、たんぱく質、脂質と並んで、体に必要な3大栄養素の1つである炭水化物。全く摂取しなければ、かえって健康を害する危険なダイエット法でもあります。
 

①    集中力の欠如
炭水化物は消化吸収されてブドウ糖に変わり、体や脳のエネルギー源となります。したがって、炭水化物が不足すると、脳や体の働きに悪影響を及ぼすことになります。特に脳にとっては唯一のエネルギー源と言われているため、集中力が落ちて勉強や仕事の効率が悪くなってしまいます。

 
②    腸内環境を悪化させる
デンプン(炭水化物の1種)は腸内細菌のうち、善玉菌の大好物です。そんな善玉菌のエサとなるものが不足すれば、善玉菌は減り悪玉菌が腸内環境を荒らしてしまい、汚れた腸内環境が便秘や肌荒れを招きます。
また、腸内細菌がデンプンを食べると、腸内細菌は「短鎖脂肪酸」という成分を生み出してくれます。
※短鎖脂肪酸とは、脂肪細胞の肥大化を止める能力を持ちます。この働きで、脂肪の蓄積を抑え、肥満を防ぐ働きをしています。
 

③    リバウンドしやすい体になる
炭水化物が不足すると体は「飢餓状態」だと判断し、かえって脂肪を蓄えようとします。また、一時的に急激に体重が落ちても、これは筋肉などの細胞内に蓄えられていたグリコーゲン(ブドウ糖を元に合成された貯蔵多糖)が消費されたものによる現象なので、元の食事に戻す事で、体重が一気に増えるだけでなく、脂肪がつきやすい体質になってしまい、リバウンドをしてしまいます。

 
【食事を食べる理想の順番】
それでも、炭水化物抜きダイエットに挑戦したいというのならば、完全に炭水化物を抜いてしまうのは体には負担になるので、まずは少しづつ減らしていくことを始めてみましょう。炭水化物のエネルギー源は体力のもとになるので、いきなり減らしてしまうのはとても危険です。そして長く続けられるように、まずは食事の食べ方を変える習慣をつけましょう。


はじめにサラタなど食物繊維から食べ始めます。野菜の量で食後の満腹感を調整するつもりで、多くの種類をできるだけ多く食べましょう。食前野菜を食べると、糖(炭水化物)の吸収をゆるやかにすることができます。

2番目に、みそ汁やスープ類を食べます。

3番目に、たんぱく質を食べます。肉や魚、豆腐、豆類などです。時間をかけて、よく噛みながら食べることとで結構お腹が膨らんできます。

最後に、ご飯です。少なめに口に入れ、ゆっくり噛んで食べます。ご飯は必ず食べましょう。 血糖値を上げないようにとはいえ、3大栄養素の中でエネルギーになりやすい炭水化物が無いのでは、 頭や体の動きが悪くなります。要は、炭水化物を消化・吸収するときに、十分なビタミン・ミネラルの摂れていることが必要です。そのためパンよりも白ご飯、もっとも良いのが発芽玄米です。


【ケトン体ダイエット】
一時期話題となった「ココナッツオイル」を用いたケトン体ダイエットもおすすめです。ケトン体ダイエットは、炭水化物を抜く期間の目安が2週間ほどという事に加えて、体内で脂肪が分解され、合成されるケトン体という代謝産物が、炭水化物の変わりにエネルギー源として働いてくれる為、効率的に体脂肪を減らしてくれるのです。更に、ココナッツオイルを摂取する事で、このケトン体が作られやすくなるのです。ケトン体ダイエットについては、また別の機会に詳しく解説します。


正しい方法で行うことと、自分に合ったやり方で続けることが一番大切です。極端なバランスの悪い食事を続けると体に負担になり、深刻な病気の原因にもなりかねません。そして綺麗に痩せるためにはバランスの取れた食事と運動を毎日行うことが大切です。