腸内フローラの理想的なバランス 悪玉菌の意外な役割

こんにちは。腸活スタッフです。
 
私達の腸に住み着いている悪玉菌。
皆さんは、どんなイメージを持っていますか?「肌荒れ」「便秘」「オナラ」などなど、その名の通り、悪役イメージが強いですよね。
そんな悪役の悪玉菌が、なぜ、腸の中に住み着いているのでしょうか?しかし悪役だからといって、全てを退治してしまっても良いのでしょうか?
今回は、そんな悪玉菌にスポットを当てていきたいと思います。


 
【腸内フローラの理想的なバランス】
腸内フローラは、年齢や食習慣などの要因によって大きく異なってくると言われています。食べ過ぎによる消化不良などを起こしてばかりの食生活を送っていれば、腸内環境は悪玉菌優勢の状態になっていきます。
また、老齢期にさしかかると、善玉菌の数は減って、次第に悪玉菌の数が増殖してくるというデータもあります。
そのため、腸内細菌のバランスを正常に保つことが、腸内フローラ改善を意味することになります。
腸内フローラの理想的なバランスは善玉菌と悪玉菌、それに日和見菌(善玉菌でも悪玉菌でもない菌)のバランスは、「2:1:7」が理想とされています。「2:1:7」という腸内細菌のバランスを維持することは難しく、悪玉菌が優勢になることはもちろん、悪玉菌を排除し善玉菌だけを増やそうとしても健康になれるとは限らないのです。
 


【悪玉菌の意外な役割】
悪玉菌は病原菌となりうる菌で、生活する上でも気をつけなければならない菌です。
例えば、大腸菌が手についたまま食事をすれば下痢や腹痛の原因になりますし、0-157のように毒性の強い大腸菌は加熱による殺菌が必要です。一定の量を保って腸内にいる限り無害なものですが、人間が生存していく上では非常に注意が必要になる菌。なくなればいいのにと思うかもしれませんが、もちろん人体からも地球からも完全になくすことは不可能ですし、実は大切な役割があることもわかっています。


 
①    たんぱく質を分解してくれる悪玉菌(食べ物から栄養素を吸収してくれる)
悪玉菌の代表とされる「ウェルシュ菌」は、肉類などのたんぱく質から有害物質(インドール、アンモニア、硫化水素、アミンなどの便や悪臭の元)を作り出しています。つまり便やおならの悪臭の元を作りだしています。
しかし、悪玉菌(ウェルシュ菌)は、肉類などのたんぱく質を分解して、その栄養素を吸収することができるようにしてくれます。そのため、悪臭の元を作るものの、悪玉菌がないと肉類を分解できないことになってしまいます。
 


②    赤ちゃんの免疫を作る役割をする悪玉菌
生まれたばかりの赤ちゃんの腸管は、無菌状態なのですが、出産後、自発呼吸で外気を取り込んだり、母乳を飲むことにより、徐々に細菌が腸管に入ってきます。悪玉菌もそのうちに無菌状態の腸に入り込んできます。
このことにより、初めて身体に害を及ぼすものの存在を認識して、これを攻撃するという「免疫機能」を備えることができます。
これにより、細菌やウイルスが体内に侵入してくれば、免疫力で対処する力をつけていくことになります。
 

 
また一説によると、悪玉菌が善玉菌の手に負えない病原体をやっつけてくれたり、悪玉菌が出した代謝物を善玉菌がエサにしているという説もあります。
つまり、健康な腸でいるためには、善玉菌が悪玉菌よりも優勢な状態を保ち、理想のバランスを維持することが大切です!